学生最後の思い出としていく卒業旅行。長い休みもこれで最後だと思うと折角なら海外に行っておきたいですよね。
とは言え、どうやって計画を立てたらいいのか、段取りの仕方も最初は分からないものです。
そんな人の手助けになるよう、ここでは卒業旅行の計画の立て方を1から分かりやすく解説します!
スケジュールを立てる流れ
卒業旅行はお金もかかるので基本的には1回限り。
なので誰と、いつ、どこに、どのくらいの期間、旅行に行くのか、スケジュールを慎重に立てましょう。
よくある卒業旅行のテンプレ
就職後はまとまった休みが取りにくくなるので、最後の長期旅行として移動距離が長いハワイやヨーロッパ諸国に行く人が大勢います。
期間は1週間以内が平均ですが、中には10日以上滞在する人もいます。期間が長くなればなるほど宿泊費がかさむのでここはお財布と要相談。
時期的には卒論や就活が終わった3月が特に人気ですね。その分飛行機のチケットもホテルも高くなるので2月の方が少し安い場合も。
スケジュールが決まったら早めに動く
旅行において早く動くことが何よりも重要です。
特にハワイやグアムといった、日本人に人気の渡航先のチケットは早めに取らないと安い席はどんどんなくなっていきます。
2~3月に卒業旅行を考えているなら12月中には予約まで済ませておきたいですね。
予算を決める
友達と旅行に行くなら金銭関係の事はしっかりさせておかないと後々気まずいことになります。
全員の希望予算をすり合わせて決めるようにしましょう。
予算は目的地によって大きく異なる
卒業旅行の予算としては5万円~10万円が一般的。高くても20万円以内に留める人がほとんどです。
それに一口に海外旅行と言ってもアジア圏に行くのかヨーロッパ圏に行くのかでも予算は大きく変わります。
結構高いですよね。そう、海外旅行ってお金がかかるんですよね。
ですが旅費をケチりすぎるのもおすすめできません。上記の予算にはこういった料金が含まれています。
安さを追求してボロボロのホテルに泊まったり、外国に行ったのにコンビニ食ばかり……なんて嫌ですよね?
ツアーに参加するか、個人手配するか
卒業旅行のシーズンには旅行各社が卒業旅行向けのツアーを組んでることが多いです。
ヨーロッパ数か国を回る周遊ツアーや学生向けの格安プランを提供していることも。
なので海外旅行が初めてだという人も、語学力に自信がない人でも大丈夫。旅行会社がいい感じにツアーを組んでくれます。
デメリットとしては自由時間が少なかったり、集団行動に気を遣わないといけない点、ツアー代金が割高である点ですね。
最近ではオプションも豊富につけられますが、それでも個人手配よりも自由度は下がります。
これは目安にして決めれば大丈夫です。旅行慣れしている友人があれば個人手配の方が自由度が高くておすすめです。
旅費がどうしても足りない場合は?
当然のことながら自分が旅行に行くので自分でお金を貯めるべきです。
ですが、学業に就職活動、卒業論文などなど、必ずしも全員がアルバイトに時間を割けるとは限りません。
それでも学生時代最後の思い出を作りたい!という方もいますよね。
その場合、家族や友人からお金を借りるのが無難ではありますが、お金を借りる以上「この人は計画的にお金を管理できないんだ」というレッテルを貼られることに。
無利息でお金を借りられるのは大きなメリットですが、家族や友人が卒業旅行に協力的だとは限りません。
そういった時はクレジットカードのキャッシング機能を利用する方法があります。
クレジットカードのキャッシングとは
キャッシングは、急な出費が重なって現金が必要になった時などにATMなどからお金を引き出せるサービス。
キャッシングで利用した分の料金は指定日に口座から引き落としされるので、有り体に言えば“カード会社からお金を借りる”というサービスです。
クレジットカードに付いている機能の1つですが、利用したことがない人も多いではないでしょうか。
上手に使えば便利なキャッシング機能
借金、と聞くとそれだけで危ないからやめよう!という気持ちになりますが、キャッシングってうまく使えれば相当便利な機能なんですよ。
文字だけ見ても良く分からないのでまずは表を見てみましょう。
これはキャッシングで5万円を借り、一括返済した場合の返済シミュレーションです。
手数料と利息を合わせても返済額は51,204円。
実はキャッシングの利率は年利18.0%なので少額かつ短期間であれば利息はかなり少ないんです。
ATMの利用手数料や時間外手数料よりちょっと高いくらい。
5万円程度であれば、毎月1万円ずつのリボ払いで返済する条件にしても
手数料と利息は合計2,836円。現実的に返済可能な金額です。
多くお金を払ってでも一生に一度しか経験できない卒業旅行に行きたい!という人にとってはありがたいサービスです。
キャッシングの利用は計画的に
ただしキャッシングを利用する際、大金は借りない、が大原則です。
貯金がないから旅費20万円をキャッシングしよう、なんてことは駄目。絶対駄目。
仮に20万円キャッシングしてしまった場合、一括返済したとしても返済金額は跳ね上がります。
4,819円の手数料と利息がかかってきますね。まだギリギリ払えそうな金額でしょうか。
では204,819円一括で返済できますか?と聞かれると、難しいですよね。
つまりリボ払いで返済せざるを得ないのですが、仮に毎月1万円ずつリボ払いで返済した場合、最終的な返済額はこうなります。
合計で41,997円も多く返済しないといけなくなります。ここまでくるとネットでよく聞くリボ地獄に片足を突っ込んでいる状態。
なので、キャッシングを利用する場合は少額かつ短期間に留め、しっかりと返済計画を立ててからにしましょう!
予算まで決まったら飛行機とホテルの手配
ここまで決まれば後は実際に飛行機やホテルの予約をして当日を待つだけです。
航空券の取り方はいくつかありますが、安くすませたいならネットが一番です。
安い航空券の取り方
安い航空券というものにはいくつか特徴があります。
直行便ではなく乗継便、フライト時間が長い、出発時間や到着時間が深夜や早朝、といったものは値段が安くなります。
それを踏まえた上で航空券を安く手に入れる方法はズバリ
格安航空会社を利用する
日本では格安航空会社と呼ばれることも多いLCC。英語に直すとローコストキャリア。
JALやANAなどの大手航空会社であるレガシー・キャリアとは違い、サービスや機内設備を簡略化することで運賃を安くしているのが特徴です。
とにかく大手航空会社よりも安く、場合によっては燃油サーチャージがかからないこともあります。
一方で、格安航空会社では基本的に機内の食事や飲み物を始めとしたサービスは有料。
最低限の設備だけが整った移動手段、という心構えでいましょう。
セールを狙う
セールはメルマガ、またはLINEでのチェックが確実。
格安航空会社のセールでは、破格の値段で航空券が提供されることも珍しくありません。
東京ー台湾間が片道3,000円で行けるとかスゴイです。
もちろん支払い手数料や空港使用料等が別途必要になりますが、お得なのに変わりはないです。
後はエアトリやスカイスキャナーといった航空券の比較サイトをよく使います。
空港を選ぶことも大事
日本には現在100ヵ所以上の空港がありますが、どの空港で飛行機に乗るかでも値段の差が生まれる場合があります。
空港までの移動手段も考慮してどの空港の航空券を取ればいいかを考える必要アリ!
成田空港へ行く際によく使うのはこの3つの交通手段です。
- 成田エクスプレス
- 京成スカイライナー
- バス
東京駅から成田空港へのアクセスを比較するとこうなります。
所要時間 | 乗り換え | 料金 | |
---|---|---|---|
成田エクスプレス | 50分 | 無し | 3,070円 普通車運賃 |
京成スカイライナー | 47分 | 1回 | 2,334円 山手線日暮里乗り換え |
高速バス | 最速で60分 | なし | 1,000円 |
成田エクスプレスと京成スカイライナーは料金高めですが速くて便利!
ちなみに安いLCCは大体第3ターミナルから出発します。電車もバスも気をつけないと遠い所で降ろされるので注意!
ホテルはカードの優待特典を駆使して予約
当サイトでおすすめしているセゾンカードは、世界最大のオンライン総合旅行会社エクスペディアの割引サービスがついています。
割引内容は。海外の人気ホテルを8%オフで購入できる、というもの。
エクスペディアの便利なところは、地図上からホテルを探せること。
お目当ての観光地の近くでホテルをとりたいな~という時に超便利なんですよね。
役割分担して進める
どの飛行機に乗ってどのホテルに泊まるか決まったら、予約や手配は分担してくださいね。
旅行慣れしてるなら全部お願い~、と人任せにしてはいけません。
観光スケジュールも作成しておくのと、現地での移動手段についても調べておくといいのでこんな感じ。
飛行機のチケットはグループ全員分をまとめて払うこともできますが、高額になりがち。クレジットカードの利用限度額にひっかかる可能性があります。
なので何時のどの飛行機に乗るかだけを決めて予約は各自、という方法でもOK。
最終確認はみんなでする
学生時代最後の思い出となる卒業旅行に、友人と喧嘩別れなんて嫌ですよね。
なので旅行の計画が決まって予約まで終えたらみんなで最終確認までしっかりすること。
例えばこんなことで喧嘩に発展したケースもあります。
どれも事前に意思確認できていれば問題にならなかった内容ですよね。
察して欲しい、はやめて自分でどうしたいかをきちんを話しあってくださいね。
また、予約がきちんと取れていなかった、1人だけ違う飛行機を予約してた、なんてトラブルが起きないようきちんと予約できてるかも確認しておくと安全です。
卒業旅行で必要な持ち物
卒業旅行が初めての海外旅行旅行!という人も多いですよね。
直前になってあれこれ準備していては大変ですし、間に合わない場合もあります。
旅行当日までに用意しておくべき持ち物を簡単に紹介します。
これだけは忘れちゃいけない必需品
旅券
飛行機のチケットはもちろん宿泊先のホテルの予約を証明する書類も必ず持って行きましょう。
万が一ブッキングしていた場合などに役に立ちます。
現金
落としたり盗まれたりした場合のことを考えて、全額を1つの財布にいれるのではなく、小分けにしてもっておきましょう。
スキミング防止用のチェーンが付いた安い財布が便利です。
女性向けの可愛いデザインのものもあります。
パスポート
海外旅行には絶対必要になるパスポート!簡単に言うと国際的な身分証明書といったところですね。
日本から出国する時も日本に帰国する時も必要になる大事なもの。
基本的に取得まで時間がかかるので余裕を持ってパスポートを取得しておきましょう。
旅行先の国によってはパスポートの有効期限に余裕がないと入国させてもらえないケースもあります。
国 | 必要なパスポート有効期間 |
---|---|
韓国 | 入国時に3ヶ月以上 |
中国 | 入国時に6ヶ月以上が望ましい |
台湾 | 旅行期間をカバーできればOK |
アメリカ | 入国時に90日以上が望ましい |
シンガポール | 入国時に6ヶ月以上 |
国によって厳しかったり緩かったり……。目的の国の規定をしっかり調査しておくこと!
クレジットカード
旅行中のクレジットカードは本当に便利です。必須アイテムと言ってもいいです。
中国などの一部の国では小さいお店でも現金支払いを嫌がられるケースがあるので、1枚は用意しておくようにしてください。
特に所持しているだけで適用される自動付帯海外旅行傷害保険つきのクレジットカードはおすすめ。海外旅行で怪我や病気になった時でも安心です。
旅行関係の特典としては、空港ラウジが無料で使えるサービスや、旅費宿泊費の割引特典などカードによってさまざま。
当サイトでおすすめしているのは、セゾンアメリカンエキスプレスカードのこの2枚。
セゾンブルー | セゾンゴールド | |
---|---|---|
年会費 | 初年度無料 通常年会費:3,000円 |
初年度無料 通常年会費:10,000円 |
申込ができる方 | 学生・未成年・アルバイト・主婦、連絡が可能な方 |
学生・未成年を除く、連絡が可能な方 |
ポイント | 1,000円=1永久不滅ポイント | 1,000円=1.5永久不滅ポイント |
海外での利用で獲得ポイント2倍 | ||
ポイント有効期限 | なし | |
海外旅行傷害保険 | 最高3,000万円 | 最高5,000万円 |
家族特約 | – | 〇 |
空港ラウンジサービス | – | 〇 |
帰国時の手荷物宅配無料 | 〇 | 〇 |
海外キャッシング | 〇 | 〇 |
海外アシスタンスデスク | 〇 | 〇 |
この2枚、海外旅行傷害保険が付いているのはもちろん旅行に関する特典がたくさん付帯しています。
セゾンブルーは26歳までは年会費が無料になる特典があるので、特に学生の卒業旅行は大人気ですね。
特にセゾンブルーはセゾンカウンターで即日発行もできるので、出発日までに時間がなくても発行してくれますよ!
セゾンゴールドは学生の方は作ることができませんが、旅行保険が家族も対象になるので家族旅行向けのクレジットカードとして人気です。
スマートフォン
私たちの生活にはもはや欠かせないスマートフォンですが、海外でも利用できるようWi-Fiなどの準備はしっかりしておきましょう。
海外Wi-Fiレンタルサービスは沢山ありますが、これが結構高い。例えば「GLOBAL WiFi」をハワイで使ったとすると1日あたり最低2,170円かかります(容量無制限の場合)。
5泊したら最低でも10,850円以上かかるということ。できるだけ安くおさえたいものです。
なのでそういう時は海外SIMを利用する方法もおすすめ。
海外SIMと聞くと、何だか難しそう……という感じがしますよね。ですが海外SIMカードを実際使ってみるとすっごい楽!
プリペイド式なのでデータローミングで高い通信費を払ったりする恐れもないので安心です。
使い方は、事前に手持ちのスマートフォンのSIMロックを解除しておき、海外SIMさしこんで簡単な設定をするだけ。しかも日本国内でも安く購入できます。
これはアメリカで5日間データー制限なしで使えるもの。5日間だと1,850円なので海外用Wi-Fiよりずっと安いですね……。
海外SIMを購入する際にはこの4点にさえ気をつけておけば問題ありません。
充電器と変圧器
旅行中にスマホのバッテリーを気にするのって嫌ですよね。なのでスマホの充電器は絶対忘れないようにしたいもの。
ホテルのコンセントも少ない場合があるのでUSBポートが多いものを用意しておくといいです。
それと旅行中は外出している時間が長いので持ち運びようの充電器も必要です、
外国と日本では電圧やコンセントプラグの形が違うので変圧器の用意も忘れずに!
あったら便利なアイテムはこちら
化粧品などの洗面用具
折角の旅行先では写真を撮る機会もかなり多いはず。荷物にはなりますが化粧品やスキンケア用品は持っておきたいですね。
ボトルが大きい基礎化粧品やシャンプーなどは小分けにできる瓶を用意しておくと邪魔になりません!
それとお風呂の近くにつるして使えるバスルームポーチもすごく便利です。おすすめ。
メッシュタイプのものであれば濡れてしまっても部屋で乾かしておけばOK。
寝巻
日本のホテルに慣れてると忘れがちですが、海外のホテルでは部屋着が用意されていない場合も多いです。
なので部屋でくつろいだり寝る時に使う寝巻を1着持って行くといいですよ。
ミニバッグ
観光に出る時に財布などをいれておくミニバッグも必要。
両手が空くショルダータイプがおすすめ。
歩きやすい靴
旅行先では歩き回っていることがほとんど。
お洒落重視でハイヒールなんか履いていくと本当に本当に痛い目をみます。
歩きやすくて疲れにくいぺたんこ靴でお洒落なものを選びましょう。
などなどお役立ち便利グッズはたくさんあります。こちらのページでも紹介しているので参考にしてみてください。
まとめ
海外旅行の準備って大変ですよね。決めないといけないこともたくさんあります。
だからこそいい思い出を作るためにも、調べることに手を抜かないように頑張るべきです。
このサイトでは海外旅行に関するお役立ち情報をたくさん紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。