クレジットカードを使って、海外にあるATMで現金を引き出す方法を写真つきで解説します!
海外ATMでお金を引き出すにはクレジットカードが必要
日本に住んでいれば日本に銀行口座があるので、必要になれば銀行やコンビニATMで現金を引き出すことができますが、海外だとそうはいきません。
では、どうすればいいのか?
海外ATMでお金を引き出すまでの流れ
筆者が実際に使った手順を写真つきで紹介!写真は日本人もよく行くハワイのATMを利用したときのものです。
【1】クレジットカードをATMに挿入
お持ちのクレジットカードをATMのカード差込口に挿入します。
日本とは差込口が微妙に違うので注意が必要です。
【2】画面を見て操作開始
ATMの種類によっては日本語対応のものがあります。
最初の画面で「LANGUAGE(言語)」が選べるので、日本語を選ぶとわかりやすいですよ!
日本語対応してないATMでも英語が使えることが多いので、雰囲気で乗り切りましょう。
観光地や街の中心部、銀行に設置されたATMなどは基本的に対応されています。
【3】暗証番号を入力
ATMによって違いますが、多くのATMは一番最初に暗証番号入力がほとんど。
暗証番号の入力では周りに見られないように充分に注意してくださいね!
大げさに左手で覆い隠すくらいのレベルでOKです。
【4】取引を選択
日本語対応ATMと英語対応ATMで項目などの順番が微妙に違うようです。
まずはお取引→お引き出しを選びます。
英語の場合だと「SELECT TRANSACTION」が表示されるので、「WITHDRAWL」を選択します。
この後、このATMでは手数料の確認がありました。レシートのみの記載の場合もあります。
大体の流れはこんな感じ
日本語対応ATM | 英語対応ATM | |
---|---|---|
手順① | 暗証番号を入力、またはキャッシュサービスボタンを選択 | 暗証番号を入力 |
手順② | 「取引を選択」が表示されるので、「引き出し」を選択する | 「SELECT TRANSACTION」が表示されるので、「WITHDRAWL」を選択する |
手順③ | 「引き出しの設定」の文字が表示されたら「クレジットカード」を選択 | 「SELECT ACCOUNT」の文字が表示されたら「CREDIT」を選択 |
手順④ | 引き出す金額を選択 | 引き出す金額を選択(自分で金額を設定したい場合はotherボタンがあれば押す) |
手順⑤ | 確認画面や終了画面 | 確認画面や終了画面 |
※各手順の順番が逆だったり、途中で手数料の確認が入るATMもあります。
※日本語(特にカタカナ)の表記が間違っているATMもあります。
【5】明細の確認・受け取り
お金を引き出したら日本と同じでレシート(取引明細)が出てきますが、必ず受け取って、絶対に捨てないようにしましょう。
何かトラブルがあった場合は、レシートが必ず必要になります。
【6】引き出し内容を選択
チェッキングまたはクレジットカードを選択してください。
ちなみにセイビングでも現金キャッシングできるようです。よくわかりませんが、基本はチェッキングまたはクレジットカードのボタンを押せばOK!
英語の場合は「SELECT ACCOUNT」の文字が表示されるので「CHECKING」または「CREDIT」を選択。
【7】金額の選択
海外では、引き出す金額が決まっていてその中から選ぶというスタイルになります。
自分で金額を決めたい場合は、「その他」で金額を入力。英語ならばOtherと書いてあります。
金額を押すと「しばらくお待ちください」と表示されます。
あとは取り出し口から現金が出てきます。
アメリカの場合ですと、100$を選択しても20$札が5枚でてきます!(100$札はほとんど使われない)
そういった国による違いもあるので注意してくださいね!ちなみにピン札はほぼ出てこないので、チップなどでピン札がいいなあ~というときは日本の銀行またはホテルのフロントで両替しましょう。
【5】取引が終了したら取引終了ボタンを押す
取引終了ボタンを押さないと、第三者が続けて利用してしまうというケースがあるようです。
何も押さなくても、最初の画面に戻って取引が勝手に終了するATMもあります。しっかり確認しましょう!
また、レシートも忘れず受け取りましょうね!
ヨーロッパなどでは暗証番号を数回間違えると、クレジットカードがATMに飲み込まれてしまう場合があるようです。
何かしらトラブルに遭遇したときにレシートがあればATMを利用した証明になるので、忘れずに保管をしておきましょう。
注意点
ATMの利用料金が高額
現地のATMの利用料金がかなり高額です。ハワイの場合、1回の現金引き出しにつき3.25ドル~3.5ドル程度です。
100ドル程度の引き出しの場合、ATMの利用料金の割合が大きくなるためかなり損です。とはいえ、大金を引き出すと強盗などに狙われやすくなり危険でもあります。
ATM利用料金が3.5ドルの場合 | |
引き出す金額 | ATM利用料金の割合 |
100ドル(1万円相当) | 3.5% |
200ドル(2万円相当) | 1.75% |
300ドル(3万円相当) | 1.16% |
残高照会だけで、お金を取られる
残高照会ボタンがあり、これを押すと引き出しできる現金の最大金額を確認できます。
しかしながら引き出せる金額の確認ができるだけで、1回の現金引き出しと同じ3.25ドル~3.5ドルかかります。罠です。
人通りの少ない場所のATMや夜間の利用は避ける
銀行や空港、大型商業施設などに設置された信頼できるATMを利用しましょう。
また、観光地とはいえど海外の場合は夜間の出歩きはあまり望ましくないです。特にお金をおろすなどの目的であれば必ず日中に!
銀行に設置してあるATMです。たいてい壁に埋まっています。
ホテル内に設置してあるATM↓
↓商業施設、大きなスーパーなどにあるATM
クレジットカードの暗証番号の確認しておく
決済に暗証番号を使うことがあります。もちろん、ATMから現地通貨を引き出すときも必要です。暗証番号の入力を3回間違えるとクレジットカードが使えなくなくなるので要注意です。
暗証番号を忘れてしまった場合は、クレジットカード会社に連絡して照会しておきましょう。
ちなみに、一般的なクレジットカード会社では暗証番号の照会は郵送で行うことがほとんど。郵送の場合は1週間~2週間くらいかかります。
出発直前だと間に合わないこともあるので気をつけてください!
筆者が使っているセゾンブルーアメックスなら、全国にあるセゾンカウンターに出向く場合のみ15分程度で暗証番号を教えてもらうことができますよ。郵送の場合は1~2週間かかります。
利用限度額やキャッシングの設定を確認しておく
キャッシングを利用できる設定になっているかどうかを確認しておきましょう。キャッシング枠が0万円になっている場合、海外のATMで現金を引き出すことはできません。
新たにキャッシング枠を追加する場合は、別途納税証明書などが必要になることがあります。審査の期間次第ですが約3日~1週間以上かかることがあります。
キャッシング枠の追加の審査に落ちたり旅行までに間に合わない場合は、審査がない事前チャージ型海外専用プリペイドカードを使ってキャッシングする方法もあります。
クレカの緊急連絡先は控えておく
クレジットカードがATMから出てこなくなった場合に備えてクレジットカード会社の連絡先をメモしておきましょう。
カード裏面にカード会社の電話番号があるのでスマホで写真を撮っておくと便利ですよ。
安全に現地の現金を引き出す裏技がある
なんて思っている方も多いと思います。
日本にいる間に日本円をチャージしておくと、現地のATMから格安の両替手数料で現地通貨を引き出すことができるんですよ!
VISAか銀聯のマークがついているので、クレジットカードと同じ手順で普通のお店での決済に使うこともできます。
入会の審査がなく、年会費無利用、口座を作る必要がないのも特徴!
事前にチャージした金額しか使えないので、怪しいお店や路地裏の飲食店などでクレジットカード決済したい場合はこのカードで決済すれば安心です。仮にスキミングされても被害が少なくて済みます。
海外旅行保険が節約できる機能と、海外で困った時に相談できる機能があるカードを作っておくとお得です。