イタリア:基本情報
正式名称
イタリア共和国( Repubblica Italiana)
国旗
緑・白・赤の3色からなる、イタリア三色旗(Tricolore italiano)と呼ばれています。
19世紀に行われたイタリア統一運動のシンボルとして掲げられました。フランス三色旗(Tricolore)が元となっているので、デザインはかなり似ています。
フランス国旗では自由を意味する「青」がイタリア国旗では「緑」で『国土』を意味しています。白は『雪・正義・平和』、赤は『愛国者の血・熱血』を表しています。
面積
301,230km²
日本と同じように縦に長細い国で「ブーツ」や「長靴」の形に似ています。
首都
ローマ(Roma)
ローマは、イタリアの形をブーツに例えると、ちょうど脛の真ん中あたり、ラーツィオ州に位置します。
人口
5983万 (2013年)
首都ローマの人口は約272万人とされています。
言語
公用語はイタリア語
北部方言と中南部方言に大きく分けられます。英語は空港、ローマやミラノなどの大型ホテル、免税店、高級レストラン、メジャーな観光地などでしか通じません。
イタリアの気候
イタリアは日本と同じように南北に細長いため、北イタリアのミラノやヴェネツィア、ほぼ中央に位置するローマ、南に位置するシチリア島などと地域によって気温が異なります。
また、四季も日本と同じようにあり、季節ごとの風景が楽しめるのが特徴です。
ミラノ・ヴェネツィアの気候
3月~5月は春で、最高気温は14℃~22℃ほどです。日中は薄手の長袖で過ごせますが、夜は冷えるのでもう1枚上着があると安心です。
夏は日が長く夜9時ごろまで明るいので、1日めいっぱい観光ができます。日差しもかなり強く、サングラスや帽子などが必要です。
10月頃から朝晩に霧が出たり、寒さも厳しくなるので、厚手のコートが必須アイテムです。
地中海性気候のローマ
1年間の気候、気温は東京と似ています。夏は日差しが強く、日中は30℃を越えることもあります。湿気がないのでカラッとした暑さなので比較的過ごしやすいです。
四季を通して服装は日本と同じで問題ないでしょう。ただし、レストランや地下鉄、美術館は冷房などで冷える可能性があるので、薄手のカーディガンやシャツを1枚持ち歩くと安心です。
南イタリアに位置するシチリア島
1年間を通して温暖のため冬の最低気温は8℃前後です。イタリアの中でも夏の日差しはかなり厳しいので、サングラスや帽子、スカーフなどのアイテムがあると日焼け対策にもなります。
日本とイタリアの時差
日本との時差は『-8時間』です。
イタリアの方がマイナス8時間日本より遅れています。
中央ヨーロッパ時間と呼ばれ、世界標準時間「UTC+1」と表記されます。サマータイムがあり、期間中、日本との時差は『-7時間』になります。
2013年のサマータイムは3月31日(日)~2013年10月27日(日)までです。
イタリアの通貨
イタリアでは2002年1月1日よりユーロ(Euro)が導入されています。イタリア語では「エウロ」と発音します。
紙幣の種類は小さいほうから、5ユーロ、10ユーロ、20ユーロ、50ユーロ、100ユーロ、200ユーロ、500ユーロとあります。
硬貨は、1セント、2セント、5セント、10セント、20セント、50セント、1ユーロ、2ユーロです。100セント=1ユーロとなっています。
イタリアのベストシーズン
イタリアのベストシーズンは1年中なので、目的やテーマで旅行の時期を決めることをお勧めします。
イタリアでショッピング
ドルチェ&ガッバーナ、ブルガリ、プラダ、フェラガモ、フェンディなどなどと、名立たるブランドを生み出し、流行の発信地でもあるイタリアで欠かせないのがショッピングです。
イタリアでショッピングを楽しむのならバーゲン(Saldi)の時期がお勧めです。
都市や店舗によって多少異なりますが、夏と冬の年2回に開催されます。店頭に「Saldi」の張り紙がされ、30~50%割引になっています。
人気のブランド店やファッションショップは行列ができるほどです。1時間は並ぶ長蛇の列になっていることもあるので、夏のバーゲンは覚悟して挑みましょう。
サッカー観戦をするなら
イタリアでサッカー観戦をするなら是非、観ておきたいのがセリエAです。
セリエAの開幕期間は9月から翌年5月末の土曜か日曜で、15:00または18:00、ナイターゲームは20:30から始まります。
地中海リゾートで夏のバカンスを楽しむ
早いところでは6月からバカンスモードになり、イタリア人にとって欠かせない休暇です。
リゾート地として人気の高いシチリア島、中でもタオルミーナは春から夏にかけてがベストシーズンです。美しく広がる空と海、雄大なエトナ山の大自然を眺めながらのんびり過ごせます。
日本からイタリアへのアクセス
ローマの空港
・レオナルド・ダ・ヴィンチ空港(現地名:フィウミチーノ空港)
日本からの直行便はアリタリア航空から出ており、フライト時間は約12時間です。経由便だと約15~18時間のフライトとなります。
・チャンピーノ空港(ジョバン・バッティスタ・パスティーネ国際空港)
格安の航空チケットやチャーター便などを利用すると、チャンピーノ空港着になる場合があります。
入国の手続きはフィウミチーノ空港と同じです。
ミラノの空港
・マルペンサ空港
北イタリアのハブ空港として拡張工事がされ、とても綺麗で新しい空港に生まれ変わりました。日本からの直行便のフライトは約12~13時間です。
入国手続きはローマの空港と同じです。
イタリアの入国審査
飛行機を降りたら入国手続きカウンター「Immigrazione」へと進みます。
「EU」と「NOT EU」があり、日本人は「NOT EU」のカウンターに並びます。
入国審査は「目的」「滞在期間」「滞在場所」など、簡単な質問をされるだけです。質問には英語で答えても大丈夫です。入国スタンプを押してもらったら無事に入国です。
荷物をターンテーブルから受け取り、申告がある場合は税関「Dogana」で手続きをします。