ホイアンはベトナム中部の都市で、古い町並みが世界遺産に登録されています。
ホーチミンから最寄空港のダナンまで、国内線で約1時間、ダナン空港から車で1時間ほどでアクセスが出来ます。
歴史ある建造物からカフェ、工場まで見るところがたくさん!
まず始めに訪れたのが「来遠橋(日本橋)」です。
日本の太鼓橋のようなフォルムですが中国風の屋根付き橋になっています。日本人が建設したそうで、日本橋と呼ばれているのだとか。
ホイアンは16世紀末頃から貿易で栄えた港町で、徳川時代の日本とも交易をしていて、日本人街があったそうです。
この橋を渡り、次は観光スポットの古い家「フーフンの家」に行ってみました。
当時は中国もホイアンと貿易をしていて、今でも中国風の古い家々やお寺が残っています。ここもその一つ。面白いのが洪水対策に作られた二階の格子窓です。毎年、雨期には決まって洪水となるホイアンでは、こうした格子窓から一階の家具を釣り上げて二階へ避難させていたそうです。
のんびりと散歩した旧市街の通りは、古いながらも味のあるレストランやカフェ、仕立物屋、お土産屋、ランタンのお店等があって興味深いです。次にシルク工場を見学したのですが、うじゃうじゃといる生きた蚕の印象が強すぎて、シルク作りの工程は全く頭に入りませんでした…。
シクロに乗り古い街並みを眺める
工場を出るとシクロ乗り体験が待っていました。京都や鎌倉でよくある人力車の自転車バージョンですね。
シクロのおじさんは夕暮れのトゥボン川沿いを通って、ぐるりと旧市街を一周してくれます。
夕方になると風も涼しくなって、シクロに乗るのはとっても気持ちがいいです。ぼんやりと200年前の時代に思いを馳せながら、古い街並みを眺めて夢心地です。
ほどよく夕飯時になったので、ガイドさんお勧めのホイアン名物「カオラウ」が食べられるレストランへ。
カオラウは日本でいうなら汁なしのきし麺みたいなものです。香菜が沢山のっていて麺はコシがあって美味しいのです。
おかずには同じく名物の「ホワイトローズ」を。これは簡単に言えば揚げたエビワンタンです。これもかなり美味しいです。個人的にはオススメです!
ベトナム料理はパクチー(香菜)が多いので苦手な方もいると思いますが、好きな人にはたまらない料理が多いですね。
夜になり、街はランタンの灯りが燈る幻想的な雰囲気に。
ホイアンでは月に一回、満月の夜に開催される「ランタン祭り」が有名です。
橋もライトアップされ、昼とは違い幻想的な街に変わります。
ナイトマーケット(屋台)がたくさん出ていて、小さなランタンや刺繍バッグをお土産に買ったり、どこからともなく流れてくる音楽と歌を聞いたり、ちょっとした縁日のようでかなり楽しめるのでオススメです。
こちらが幻想的な「ランタン祭り」の写真。
とても綺麗なのでホイアンに行った際は見ることをオススメします!
満月の夜にタイミングが合わず、「ランタン祭り」を見られないかもという方も安心して下さい!
普通の週末でも夜市のような屋台が出て、賑やかなお祭りの雰囲気は十分に味わえます。