東欧は地続きなので、旅行するなら鉄道がオススメ

目的地によっては日本で販売しているチケットに含まれていない国が入っていると言うケースもありますし、車両の種類によって割増料金が必要となり結果的に現地で買う方が安かったとなってしまう事も多々あります。

鉄道の車両の種類としては、普通車、クシェット(簡易寝台)車、寝台車の3種類に分類されます。飛行機でも問題なく眠れる、自宅のソファで眠れてしまうと言う方には比較的安いクシェット車がお薦めです。

現地でチケットを買うのは不安と言う方でも行き先と時間帯、長距離の場合は希望車両を言えば大抵理解して貰えますし、クシェットや寝台を利用する場合は朝到着したい事を売り場の方も分かっているので無茶なチケットを買わされる事はありません。

各国間の移動で時間がかかる場合は電車をホテル代わりにして移動中に寝てしまえば観光出来る時間も増え一石二鳥でもあるのです。

日本の電車と違う点として注意すべきことは、同じホームから全く別の目的地に向かう電車が出る時があるという点です。ホームの前方と後方で行き先が違う電車が停まると言う事が当たり前のようにあります。
一番の間違え防止策は、車両の目立つところに車両番号が書いてあるのでその車両の担当者に手持ちのチケットを見せる事です。違う電車であれば教えてくれますし、正しい電車で荷物を持ち込むのが難しそうだと判断すればそのまま手伝ってくれます。

現地の電車は日本と違いホームから車両の高さが50㎝ほど高くなっているので荷物を持ち上げるのは特に女性の場合大変です。目的地が遠くクシェット車や寝台車のある夜行列車に乗る場合、チケットは乗車時点で車両担当者に預けます。

場合によってはパスポートを預けるケースも

場合によってはパスポートを預ける事も要求され戸惑うかもしれませんが、これにはちゃんと理由があるのです。

普通列車に乗る場合こう言ったことは起こりませんが、クシェット車や寝台車は完全に寝る事を前提にしているので目的地に着くアナウンスできちんと起きる事が出来ても直ぐに降りる準備が出来ず乗り過ごす可能性があるのです。車両担当者は各乗客の目的地を把握し、目的地到着15-20分前に乗客を起こし目的地で降ろしてあげなければなりません。

その為にわざわざパスポートが必要なのかと言うところなのですが、クシェット車は4-6人部屋で降車駅の違う人と相乗りになる可能性もあります。こんな時に間違えて別の乗客を降ろしてしまっては一大事です。
ただし、パスポートを預けるのは余程の事が無い限りありませんし、国境を超える時に国境警察にパスポートの提示を求められますのでもし車両担当者に預ける事になった場合は担当者の顔をよく覚えておく事、担当者は各車両の一番前の部屋にいる事を知っておく事が何よりも重要です。

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