輸血でも感染してしまうシャーガス病!南米への旅行では吸血カメムシに注意

先日、シャーガス病という恐ろしい病気が日本で発覚・警告が出されました。献血で確認されたそうです。まずはこちらをご覧ください。

 耳慣れないこのシャーガス病とは、いったいどんな病気なのか。
順天堂大学の熱帯医学・寄生虫病学の奈良武 司准教授は「治療が難しいということがあり、HIV(エイズウイルス)のように恐れられている病気です。感染して、風邪のような症状を自覚すると言われて いるけど、なかなか自覚症状は出ません。寄生虫がついて、手で目をこすったり、結膜から侵入して、目の周りが腫れるっていうような症状が起きることがあり ます」と話した。
厄介なのは、潜伏期間が長い場合で、20年ともいわれ、感染に気がつくことなく、突然、死に至るケースがあること。
感染源は、南米に多く生息するカメムシの一種「サシガメ」。
このサシガメが、人間の血を吸う際に、寄生虫が体の中に入り込むなどして感染する。
順天堂大学の奈良武司准教授は「この寄生虫は、主に心臓に寄生しまして、心臓が肥大して、心不全を起こしたりということで、突然死の1つの原因になっていると考えらています」と話した。
今回、このシャーガス病の抗体や、病原体の遺伝子が確認された血液は、2013年6月、中南米出身の40代の男性から採取されたものだった。

引用元:FNNニュース 「シャーガス病」初確認 一部は血液製剤などに加工、医療機関へ

主に南米に生息するカメムシからの感染のようです。

書いてある通り、触れただけでも感染してしまうようです。現在、確立した治療法もなくほぼ死んでしまうと言われるこの恐ろしい病気がなんと日本で確認されたのです。

 南米に生息している「サシガメ」という吸血カメムシについて

実物は苦手な方もいるかもしれないので、何とか手書きで書いてみました。

これを茶色くした感じがサシガメです!大丈夫な方はネットで「サシガメ」と検索すれば実物の写真を見ることができます。

この虫は普通のカメムシと違い捕食性で、一部の種類が人間を刺し吸血します。そこから血液を伝い感染し、上記にあるとおり寄生虫が心臓に寄生します。

日本にはこの種類のサシガメは存在しておらず、沖縄など一部の場所でネズミに吸血する種類のものが僅かにいますが、人間を刺すことはありません。

特に南米地方に旅行・出張される方はくれぐれもご注意ください。山や茂みに入る際は長袖・長ズボンの用意をしておくと良いでしょう!

サシガメに寄生する原虫が原因になるシャーガス病とは

人を含む150種以上の哺乳類に感染します。人におけるシャーガス病の症状は発熱、全身性の浮腫、脾臓や肝臓の腫大、原虫血症、心筋炎、脳炎などを引き起こします。

治療法には、ニフルチモックスとベンズニダゾールのみが治療薬として用いられています。
ただし、感染直後しか効果がなく、副作用が大きいこと、そしてこの薬への耐性種が出現していることが問題となっています。

感染を防ぐには、「サシガメに噛まれないこと」以外にありません。

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