良くも悪くも、日本の常識は、世界の非常識…。思わず「世界は広い!」と言いたくなるような、海外の風景や事情を集めました。
別れ際のキス、ハグで逮捕!?-サウジアラビア
厳格なイスラム教の国であるサウジアラビアでは、海外からの旅行者であっても注意が必要です。
特に気にしたいのは、男女の接し方。
空港で別れ際の恋人たちが抱きしめあったり、キスをしたり…。欧米ではよく見かける光景ですが、サウジではぐっと我慢です。
もしもサウジの公共の場で…たとえばキング・アブドゥルアズィーズ国際空港で…こんな行動を取った場合、愛しあう二人は、たちまち警察に捕まってしまうでしょう。
その他、気軽に女性に声をかけたりするだけでも、サウジアラビアでは取り締まり対象になります。
「ちょっと教えてほしいんだけど、マディーナ行きの列車は何時かな?」なんて、たとえ何の下心もなくても、女性に声をかけると…楽しい旅行が台無しになってしまうかもしれません。
大学構内に牛が寝ている…それも大量に-!インド
「インドでは、町中に牛が歩き回っている」というのは、よく聞く話ですね。
ですが、もしかしてあなたは…まだインドに行ったことが無いのなら…牛が歩き回っているのは、自然あふれる田舎の光景をイメージしていませんか?
もちろん、それは正しいイメージです。ですが同時に、それだけではありません。ムンバイやデリーなど、近代化の進んだ大都市でも、牛は自由に歩き回っています。
それも、一匹ではありません。
道路はもちろん、マーケットや公共施設の庭先…大学の構内でも、牛、牛、牛…。
強大なグローバリゼーションの波も、牛を押し流すことはできないのです。そう、このインドでは…
駐○禁止…“あの乗り物”を止めてはいけない!-フランス
「駐車禁止」は、世界各国どの国でも、比較的よく見かける世の中の決まりです。
止めてはいけない場所や時間が、法律で決められている国も多いですね。
ここフランスでも、そうした事情は同じです。いくつかの法律によって、「止めてはいけない」乗り物や場所、時間が定められています。
ですが…おそらくこれは、フランスだけではないでしょうか。
「“ある乗り物”を止めてはいけない」…そんな法律があります。
その乗り物とは…次にあなたは「嘘でしょ!」と言います…UFOです。
そうです。あの、宇宙人の乗ってくる、UFOです。
この法律は、「シャトーヌフ・デュ・パプ」という地域で1954年に定められたもの。条文は以下のようになっています。
1)空飛ぶ皿、あるいは空飛ぶ葉巻で知られる飛行物は、国籍にかかわらず、この地域に着陸あるいは離陸することを禁じられる。
2)空飛ぶ皿、あるいは空飛ぶ車で知られる飛行物は、押収されなければならない。
「国籍にかかわらず」って、UFOは国籍、無いと思うんですが…。
もしもあなたが、UFOに乗ってフランスを旅行しようと考えているなら、着陸場所にご注意ください。