スペインの首都であるマドリッドは国の中心部にある人口320万人ほどの都市
美術館や芸術作品が多く集まる観光地
ターミナル駅(アトーチャ駅やチャマルティン駅)やマドリード・バラハス国際空港を利用すれば簡単に市内にアクセスすることもできますし、放射線上に伸びる鉄道によりスペイン全土への観光アクセスも良好な立地となっています。
日本人観光客の人気としてはバルセロナを含むバレンシア地方のほうがあるかもしれませんが、マドリッドには首都ならではの芸術文化が集まった都市なので観光しやすいというメリットがあります。
マドリッドの観光スポットの中でも最も有名なのが美術館です。
建物自体は18世紀後半に建設された歴史あるもので、もとは王立美術館でした。現在は国立美術館としてスペインを代表する画家の作品が多数集められ、展示されています。
やはりスペイン絵画というとベラスケスとゴヤが二大巨頭です。マドリッドに到着したその日にプラド美術館に行き、かわいらしい王女が描かれているベラスケスの『女官たち(ラス・メニーナス)』やゴヤの『裸のマハ』を鑑賞しました。
美術の教科書でも必ず出てくる絵画なので中学生や高校生の頃を思い出してとても感激しました。
プラド美術館をひと通り楽しだ後、歩いてすぐのところにあるソフィア王妃芸術センターも行ってみました。ここはなんといってもピカソの『ゲルニカ』が展示されている美術館として知られています。実際に絵の前に立ってみると、想像以上の大きさと迫力で、絵画というより巨大な壁画といった印象でした。
スペインでの戦争を題材に描かれたピカソの代表作ですが、鑑賞している人みんな静かに色々感じ入っている様子で、悲惨の戦争をイメージさせ胸に響く体験となりました。
サッカーファンの聖地でもある
このほか、ヨーロッパリーグのサッカーファンなので夜にはレアル・マドリードやアトレティコ・マドリードの本拠地に行き夢のサッカー観戦もできました。
スタジアム全体が揺れそうなぐらいの応援の迫力で、日本のJリーグも盛り上がっていますが、本場の熱気は凄まじく圧倒されんばかりでとても興奮しました。
遅い夕食は街角のちょっとしたレストランに入って白ワインとともにとても大きな鉄製の平鍋で出てくるパエリアを頬張ると「スペインにやってきたなあ」という実感が湧いてきます。
マドリッドはここ数年でメトロの伸長が著しいため主要な観光地へは地下鉄の回数券を買えばリーズナブルに移動ができるのも嬉しいポイントでした。