Low Cost Career (以下LCC)が旅行・航空業界を賑わしています。既にご存知の方も多いと思いますが、低コストで飛行機の席を提供してくれる航空会社です。成田・羽田からはジェットスター航空やエアアジア、関西空港からは同じくジェットスター航空やピーチアビエーション、チェジュ航空などが就航しています。
LCCの最大の魅力は、何と言っても航空運賃が安く抑えられるという事です。予約時期にもよりますが、関西空港から台北まで往復15,000円程度で済むこともあり、もはや東京に行くよりも安く台湾に行ける時代になってしまいました。
航空会社さんにとっては戦々恐々でしょうが、私たち旅行者にとっては海外旅行が身近になるうれしい展開です。近場の海外へLCCを使って個人旅行をしてみるのも良い経験かもしれません。
旅行者へのメリット
LCCは価格が安いだけと思われがちですが、各空港に発着するのにかかるコストを削減するために、早朝便や深夜便が就航していることがあるのです。
3泊4日の旅行なのに、1日目の到着が夜遅く、4日目は早い時間の飛行機で帰国…。そういった旅ではなく、短めの2泊3日で朝から晩まで現地を満喫!!そして飛行機の中でオヤスミナサイzzz!
旅は、日数ではなく中身が大事です。
空港周辺では、早朝・深夜便で旅行する旅行者への対応がどんどん充実してきています。たとえば梅田を深夜3時に出発、関西空港に朝5時に到着して早朝便に間に合わせるバスのプランや、深夜便で帰国した人のために割引で利用できるホテルなどがあります。
まだまだ発展途上ですが、今後もLCCとその周辺産業の動向に大注目です。
LCC利用の注意点
LCCには「航空代金が安い」「深夜・早朝便が使える」などのメリットがありますが、注意点が多くトラブルになりやすいのも事実です。ここではLCC利用の注意点をお伝えしたいと思います
私は、これから述べるリスクを考慮した上で、それでもLCC各社の努力に感銘を受けてLCCを利用する旅行者の一人です。
LCC利用に向かない人 | ・仕事が絡むなど、どうしてもその日程その時間で飛行機に乗る必要がある方 ・到着時刻の遅延や運航会社理由での遅延など許しがたいという方 ・飛行機に乗るという事に贅沢で優雅な時間を求める方や機内食付きが当然という方 |
---|---|
考えられるトラブル | ・フライト予約を悩んでいる間に空席状況が大きく変わり、前日見つけていた料金のフライトが無くなっていた。 ・座席指定料金やクレジット支払手数料などが付加され、広告の代金よりかなり高額になった。 ・飛行機の時間が遅延し、乗る予定だった電車やバスに乗り継ぐことができなかった。 ・事前の予約よりも預ける荷物の重量が増えてしまい料金請求された料金が高額だった。 ・航空会社のほうのシステム起因で予約が上手くいっていなかったことに当日気づくも、サポートセンターが混雑しており電話がつながらなかった。 |
いずれも時間と気持ちの余裕、また確実に予約できたことを事前に確認すれば済むことですが色々なルールが厳しいのは事実です。しかもそのルールが各社少しづつ違うという点で従来の飛行機予約とは違う点が多いのも事実です。
飛行機の遅延以外は中々起こることはないです。過剰な心配は不要ですが 、安いにはそれなりの理由があります。何度か利用した経験からすると、ごく一般的なサービスをしてもらえ、目的地まで安全に連れていってくれるという点では特に不満もなく、むしろこのくらいの方がさっぱりしていて良いなと個人的には感じました。