オランダ ~まるで絵本の世界!チーズの町エダム~

何年も前ですが、オランダに旅したときのことです。

首都アムステルダムに何日か滞在していたのですが、少し静かな所へ行こうとエダムチーズが世界的に有名な町、アムステルダムの少し北にある「エダム」へ向かいました。

 

写真の特徴あるチーズ!見たことある人は多いのではないでしょうか?

アムステルダム中央駅前のターミナルからバスで30分程で行けてしまうのも魅力!

のどかな景色を見ながら少し走った後バスが止まったのは、さっきまでの都会の騒がしさがウソのような小さくて静かな木々に囲まれた可愛い公園のようなターミナルでした。

ここへ向かう前、何日も都会で過ごしいたので少しゆっくりしたいと思い始めていた私は、すぐにこの可愛い村が気に入って、できればここに何日か泊まろうと決めていました。

市役所の観光窓口へ向かい、B&B(低料金で泊まれる朝食付きの民宿)を予約をしました。

とても可愛いお家で、通された屋根裏のお部屋も、素敵なインテリアの心地よい空間でした。

エダムはとても古い観光地で、何も派手な所はなく、一時間もあれば全体が周れてしまえるくらい小さい村です。

とても落ち着いていて水と緑が多く、村全体が何とも素敵で可愛いのです。

村には、お土産屋さんがあったりカフェやレストランがあったり、三ツ星のホテルまでありました。大きくはないけれどチーズ市も有名です!

運河が流れ、小さい跳ね橋が架かり、水辺の景色が綺麗で絵本に出てくるヨーロッパの村のようです。

私はここで何日か滞在し、水辺に座って日本に絵葉書を書いたり、カフェでゆっくり本を読んだり、次の冒険に向けて、体と心を充電しているような日々でした。

そんな静かな静かなエダムの村でしたが、何日目かのお昼頃、散歩でもしてカフェにでも行こうかなぁと思いつつ歩いていると、なんだかいつもと様子が違います。

広場は何処もかしこもオレンジ色の風船が飾られ、とても華やかでした。素敵な古い石橋の上に沢山人が並んで、なにやら見ています。

私も人だかりの方に行ってみました。そうしたら、なんと素敵でしょう!

おとぎ話に出てくるような小さくて可愛い馬車が次から次へ、村の周りを取り巻く道をパレードしているではありませんか!

様々な魅力的な古い馬車のパレード!!自分がいきなりおとぎの国に行ってしまったかのような錯覚にとらわれ、しばらく見入っていました。

近くにいたオランダ人に何のお祭りか、尋ねてみると「女王の日よ!」と教えてくれました。
そうか!そういえばオランダでは毎年、女王様の誕生日を盛大に祝うと聞いていたなと思い出しました。

日にちも良くわかっていなかったのですが、まさか自分が出くわすとは思ってもいませんでした。
運が良かったです!ビックリしましたが、とても幸せな気分になりました。

こういう馬車は今も普通に使われているのかと質問した所、相手は「まさか」といった感じで少し笑っていましたが「これはどれもとても古い馬車で、この村では毎年女王の日には自慢の馬車を磨いて飾り立ててパレードに参加するのが慣わしだから、その為にどの家でも、代々伝わる古い馬車を大切に仕舞ってあるのだ」と教えてくれました。

もう、随分前の話になります。今もあんなパレードがあるのかどうかも分かりません・・・。

あの時の魔法にかかったような気分はもう味わえないのかもしれないなと、今でも楽しい気分になる思い出です!

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