バルセロナの壮麗な世界遺産サグラダ・ファミリアを望む【スペイン】

スペイン第二の都市であるバロセロナは有名なわりに人口160万とごちゃごちゃしていないのが素敵です。地中海沿岸にあって年の300日は晴れているといわれるほど天気に恵まれた街です!
日本人が持っているスペインのイメージは、断片的といえます。リーガ・エスパニョーラやサッカー、フラメンコ、闘牛ぐらいだと思います。

しかし、知れば知るほど面白いのがスペインです。悠久の歴史を誇る一方で、苦難に満ちた歴史を辿ってきたスペイン。国中にある遺跡の数々はそうした歴史の証人なのです。

今でこそ「スペイン」といっていますが、独立した小王国によって形成された歴史があり、「スペイン人というよりはカタルーニャ人」といったアイデンティティを持っている人が多いです。
つまり、各地方で文化も景色も料理も異なるわけで、その違いを楽しむことがスペイン旅行の醍醐味といえます。

また、バルセロナといえばアントニ・ガウディといっても過言ではなく、彼の建てた建築物を一目見ようと世界各国から観光客が押し寄せています。

実は世界遺産だらけの国!はじめて旅行するならバルセロナがオススメ

その数は44件でイタリア、中国に次いで世界第3位の数を誇ります。観光地として有名なのは、首都マドリード、カタルーニャ州のバルセロナ、イスラム色が残るコルドバ、グラナダなどです。

はじめて旅行するなら、バルセロナだけでもお腹いっぱいになるぐらい観光地が充実しています。

やはり絶対に外せない観光スポットといえば未完成で建築中のサグラダ・ファミリア教会です。
日本語では聖家族教会と訳されるようにカトリック教の教会です。
巨匠ガウディによる建築物で、今なお建築が続けられているという教会です。
2005年にはユネスコの世界遺産にも登録されており、スペインの観光地といえばそれまでアルハンブラ宮殿やプラド美術館がメジャーだったのを抑えて近年圧倒的な人気を誇っています。

完成はなんと2026年予定で見学しているさなかも建築が進められているというとワクワクしてくる建物でした。完成すると4本の塔に84個もの鐘が吊るされるということで、同時鳴らされることを想像するだけでぜひ完成年にはもう一度バルセロナを訪れたいものです。

その他、カタルーニャ音楽堂という世界遺産もあります。歴史的に独立色が強い地域のため、フランコ独裁時代はカタルーニャ語が禁止されていました。今も自治権拡大を求める声が大きく、サッカーでバルセロナに熱狂的なファンがいるのはこうした歴史が背景にあります。

首都マドリード周辺にも世界遺産があります。有名なのはロドリーゴの楽曲「アランフエス協奏曲」に名を残すアランフエス。クラシックとしてはもちろん、ジャズの帝王マイルス・デイビスまでカバーしたため、音楽ファンから愛されている都市です。

その他、見ておきたいのはイスラム建築群。イベリア半島に位置するスペインはジブラルタル海峡を挟んでアフリカとは目と鼻の先。

8世紀頃、アフリカから来たイスラム勢力がスペインの一部を支配したため、文化・風習にその名残があります。

イスラム勢力初期のコルドバ、末期のグラナダに華咲いたアルハンブラ宮殿は世界遺産に登録された荘厳なものです。

スペインに行くならパエリアは食べて!

スペインを旅行したら、やはりパエリアなどの料理がオススメ。その他、スパイスの効いた料理も病みつきになるでしょう。

バルセロナはヨーロッパの各都市に比べても物価が安いので食事も買い物も手軽に行うことができます!
また、バルセロナの中心を走るランブラス通りには朝から深夜までいつも賑わっており、ショッピングにも食事にも事欠かない魅力ある街並みです。

特にアーティストが世界から集まっているので、例えば大道芸人が街角でラグジングをしていたり、画家の卵が似顔絵を描いてくれるといった光景も目にします。

交通もとっても便利に発達していました。バルセロナ・エル・プラット国際空港は中心部から10キロほどなので入国から疲れていてもすぐに市内のホテルにチェックインすることができます。またLRTと呼ばれる路面電車も市内を網羅されつつあるので観光にも利用できます。

▼ただ残念なことに、治安はヨーロッパの中でも悪い部類に入ります。

マドリッドやバルセロナは観光地ですが、まったく安心できません。かなり強引にバッグを奪うひったくりも普通にいるので、財布はチェーン付きが望ましいです。女性一人旅はオススメしませんし、男性でもタクシーをメインに移動した方がいいでしょう。

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