ロンドン ~シェイクスピアゆかりの地、ストラットフォード・アポン・エイボン~

英国の観光地の中でもストラットフォード・アポン・エイボンは比較的首都ロンドンに近く、シェークスピア生誕の地として欧米では広く知られています。そのイメージが逆に堅苦しく思えるのか、日本人の観光客はシェークスピア好きで無ければ中々行かないようですが、この土地にはもう1つ魅力的な見どころがあります。

英国と言えば日本人観光客がハロッズで良く購入するテディベア、このテディベア博物館がいくつも点在しているのです。

こじんまりとした所ですが全て同じ作りと言う訳ではないのでテディベア好きにはたまりません。

勿論展示物は無理ですが、テディベアの購入も可能で値段もお手頃な可愛らしい物から大きな物まで取り扱っています。

英国は鉄道が発達しておりどこへ行くにも交通事情は非常に良いのですが、ロンドンから鉄道で10-15分も離れると羊の群れが見えるような田舎の風景になってしまうのも面白い所です。

この国には地震が無い為古い建物が多いですが、田舎に行くとロンドンでは見る事の出来ないチューダー朝の建物を見る事が出来るのも魅力です。

ストラットフォード・アポン・エイボンもその例に違わず昔ながらの英国の街並みを見る事ができ、ロンドンからなら日帰りも出来てしまう近さです。

エイボン川があり緑豊かで、街のいたるところにお花が咲いており映画で見たような美しい田園風景に出会うことができます。

さすがに全ての観光名所を巡ると日帰りは難しくなりますが、英国ならではの宿泊施設である質の高いB&Bが多く非常に親切です。シングルの部屋が良いのにツインしか空いていなかったと言った場合にシングルの値段で構いませんと言ってくれるB&Bもあり、感激しました。

ロンドンにもB&Bは沢山ありますが、ストラットフォード・アポン・エイボンの方が格段に質は高い場所が多いです。観光地の為一杯になってしまっている所でも、他のB&Bを紹介してくれたりと丁寧に接客してくれた事が非常に印象深いです。

観光旅行と言えばホテルが多くB&Bは朝食付きの民宿のようなイメージがあり知っていないと怖いのでは、と不安を抱き使用しない方も多いようですが、実情は朝食付きのペンションのようなものです。

場所によっては部屋の質はホテルと大差無い場合も多く、朝食もブッフェ等ではない『これぞ英国の朝食』と言うような物と一般的な欧州の朝食との2種類を選べる場合もあります。

イングリッシュブレックファーストの量の多さには度肝を抜かれるかも知れませんが、英国に行くのであれば一度は田舎の優しいB&Bで本物の英国流の食事を堪能し、シェークスピアやテディベアと言った英国生まれの文化に触れてみるのも面白いものです。

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