チェコ~中世と近代の歴史を堪能できるプラハ~

ヨーロッパ旅行というと西欧が中心になると思いますが、東欧も魅力的な観光地はたくさんあります。

中でもチェコのプラハは14世紀に神聖ローマ帝国の首都になり、大繁栄をしました。当時の面影をそのまま残す古城や遺跡はとても魅力的です。とはいえ、東欧っていまいちマイナーですよね。その理由はチェコ近代史と密接なので、述べておきます。

日本人にとって東欧諸国がなじみ薄いのは、旧共産圏だったことが大きいです。今の若い人には信じられないかもしれませんが、戦後の20世紀はソ連・東欧などを中心とした東側(共産主義陣営)とアメリカ・西欧などを中心とした西側(自由主義陣営)による冷戦状態が長く続いていました。

結局、大規模な戦争になる前にソ連が崩壊しましたが、東欧諸国は今も冷戦時代のダメージから抜けられないでいます。その証拠に、今も第一次、第二次産業が中心であり、観光産業を含む第三次産業の育成が思うように伸びていません。東欧観光が日本人にマイナーなのもそうした理由があります。

以上のような歴史を踏まえて、チェコを旅行するのは大きな意義があります。なぜEUが慢性的に経済危機にあるのかといえば、東欧の経済的な遅れも原因のひとつになっているからです。

しかし、東欧もいつまでも「遅れている」というイメージのまま黙ってはいません。

「中世の繁栄をもう一度」という思いを胸に奮闘しています。その姿を実感する旅も面白いでしょう。

チェコ観光は、首都プラハに集約されるといっても過言ではありません。

中世の町並みがそのまま保存されており、歩いていると本当にタイムスリップした気分になります。

市街の西にあるペトシーンの丘に登れば、プラハ市街を一望できます。

そこからは塔が林立する風景が広がり、かつてプラハが「百塔の町」と呼ばれた理由がわかります。

プラハ観光で最重要なのが神聖ローマ帝国の王都でもあったプラハ城。その城内で最も高くそびえるのが聖ヴィート大聖堂です。

この城のステンドグラスにはアルフォンス・ミュシャによって描かれたものもあります。日本にもファンが多い画家ミュシャは、チェコ出身なんですね。
その他、『変身』で有名な作家フランツ・カフカもチェコ出身です。

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