町中に自然があふれる観光地、カナダ・バンフ。
バンクーバーから国内線で1時間のカルガリー空港からさらに車で2時間の所にある、人口約8,500人の小さな街です。
リゾート地になっているのであまり生活感がない所でしたが、さすがにカナディアンロッキー観光の中心地となるような自然の風景をみることができました。
朝早く、現地ツアーを開催している日本人のガイドでグラッシーレイクの半日散策に出かけました。
湖までは普通のスニーカーで散策できる簡単なハイキングコースになっています。
しかしここはカナダ。
いざ視界が開ければ、針葉樹の森と青い湖、少し雪をかぶった岩山の登場です。見えてくる風景に色めき立ちながら約1時間でたどり着いたグラッシーレイク。
なんでしょう、この色は。
青くて透明でつるつるの水面。周囲の木々と岩山を逆さに移した線対象の風景画。澄んだ水がつくる湖の風景は、黙って見つめるしかない空気を作り出していました。
静かに観賞したあと車に戻ると、ガイドさんが「こういうカナダを日本人にたくさん紹介したくて、移住してきたんですよ。」と言っていました。なんだか仕事の本質を突いたような言葉です。
そしてカナディアンロッキーには、私がどうしても行きたい場所がありました。コロンビア大氷原です。
バンフからは、有名な湖などの下車観光も含めてバス片道4時間、アイスフィールドハイウェイを駆け抜ける長旅でした。
辿り着いたコロンビア大氷原で待っていたのは、山々の間から私たちに向かって広がる一面の氷でした。子どもの身長ほどの大きなタイヤを履いた雪上車で氷河の上に降り立つと氷河をわたってくる風の音が聞こえます。
そして、表面にうっすらとつもった雪の隙間から見える、氷河の青。このカナダの旅で色んな青を見ることができ、とても感動しました。
ツアーから帰った後は、バンフの町中を散策。温泉もあるのですよ。
カスケード山やボウ滝、壮大な自然がとても大きく感じるカナダ。
私たちの目の前に、家族連れの観光客がやってきて風景を楽しんでいましたが、大人が見てもこんなに大きく感じるのに、10歳くらいのあの少年にはどれだけのものとして映っているのだろうと考えていました。
また、ここでは地元カナダのアルバータ牛ステーキを食べることができます。
バンフの街はずれのレストランで友人と二人、レディースカットサイズを注文。日本のレディースコースを頭に思い描いていると明らかにびっくりするサイズ・厚みのステーキがドンッと登場します。
しかし思いのほかアッサリしていて友人はきれに全部平らげていました。お腹を空かせて挑むことをお勧めします。