ベルギーは小さな国ですが、国が南北に分かれています。
北半分がオランダ語圏でフランデレン、南半分がフランス語圏でワロン地方と呼ばれています。
ワロン地方の南のほうから、フランスの一部に掛かるアルデンヌ地方に行きました。ヨーロッパの綺麗な田舎で、水と緑がとても多く、潤った自然が美しいことから、海外にも人気の観光地になっています。
そのアルデンヌ地方にある小さな小さな町デュルブイに行きました。
ギネス認定の「世界で一番小さな町」だそうです!!人口500人程のこじんまりした、石畳が綺麗な町。中央の広場には、おしゃれなカフェやホテルが並んでいます。
住人のほとんどが芸術家であるといわれているそうですが、綺麗に整った町の様子、個性的で美しい姿を見ていると、納得できるような気がします。
この魅力的な町の、可愛いB&Bに何日か滞在し、周辺を観光してみました。
山道と緑の多いアルデンヌ
このデュルブイの町も回りをすっぽりと山と河に囲まれたようになっています。
美しい緑を見ながら、山道をくるくると走っていくと突然、綺麗な大きな石橋に出ます。
それが町の入り口で、その橋の両サイドに町の中央の広場を見下ろせる形になっています。
そのデュルブイの町そのものには目立つほどの観光名所も無いのに、綺麗な景色と美味しいお料理だけで世界中の旅行者から人気です。
ヨーロッパからは、毎年のリピーターが多いというのも頷けます。
なんでもデュルビュィは世界の食通にも愛される「グルメの街」なんだとか。
ベルギーはフランスとオランダ、更にはドイツの文化も混ざっていて、食文化にもそれが現れていると言われるようです。
このデュルブイの町でも、ぶらぶらしていると、あちこちから美味しい匂いが漂ってきます。ワッフルを焼くような甘ーい匂いを通り過ぎたら、次の角ではジビエの良い香りがしています。
お昼時になると「今日は何を食べようか」と、良い匂いに期待を膨らませながらぶらぶらするのがとても楽しい旅でした。